府中市環境センター

更新日:2023年08月07日

府中市環境センターとは

府中市全体のご家庭から排出されるし尿・浄化槽汚泥を処理する施設です。

旧府中市環境センターは昭和58年に建設され約40年を経過し、老朽化が著しく進行していました。また、最近では、し尿と浄化槽汚泥の比率がほぼ逆転しているため、運転方法の調整が必要となり、これまでの旧府中市環境センターの隣接地へ今後40年間、安定した処理を可能な施設として令和4年3月31日に完成し、同年4月1日から運転管理を民間に委託し稼働を開始しています。

 

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施設概要

事業主体:府中市

運転管理:民間委託

所在地:府中市中須町1513番地

敷地面積:3615.06平方メートル

建築面積:614.49平方メートル

延床面積:1443.86平方メートル

 

処理能力

し尿14kℓ/日

浄化槽汚泥47kℓ/日

生ごみ80キログラム/日

 

処理の流れ

処理工程

受入・貯留設備→資源化設備→固形物と水分に分離→固形物は助燃剤として焼却処分・水分は下水道放流します。

 

 

 

受入貯留施設

 受入・貯留設備

市内から収集されたし尿・浄化槽の底にたまった汚泥を受入室内で投入され、砂小石などを分けた後、混入物を細かく破砕・切断して貯留槽へ送ります。

資源化施設

資源化設備

受入・貯留設備から送られてきたし尿と浄化槽の汚泥は、汚泥濃縮機や汚泥脱水機で脱水し、助燃剤と言う固形物は、ごみ焼却施設で有効利用されます。

脱水分離液は希釈放流設備へ送ります。

 

希釈放流設備

脱水分離液は下水道排除基準以下の水質まで希釈して下水道へ放流します。

 

 

脱臭施設

脱臭設備

施設で発生する臭気は、吸引して集めて外部はもちろん場内にも拡散しないようにしています。

集めた臭気は臭いの強さに合わせて、薬品洗浄、活性炭処理を組み合わせて効率的に処理を行います。

【 防臭対策 】
▪ 受入室の扉を超高速シャッターとすることに加え、臭気が吹き抜けないよう開閉制御を行います。
▪ 受入前室、受入室、受入後室、助燃剤搬出室を低濃度臭気吸引ファンにより各室の負圧バランスを保ちながら脱臭装置に導くことで、室内の臭気が外部に漏洩することを防ぎます。

 

 

災害対策

災害対策

【 浸水対策 】

・盛土造成を行うとともに止水板を併用することで、
浸水水位0.5~3.0mに対する建物内への浸水を
防止し被害を最小化します。

 ▪ 計画地盤高さは、現況(工事前)GL(23.00)より+1.3mとして設計GL(24.30)を設定しました。なお、1階フロア高さは設計GL+0.2m(24.50)とします。
▪ 止水板の高さは1.5mを採用します。
▪ 処理棟の開口部(窓、ガラリ)は、浸水水位3.0m以上の高さとします。
▪ 屋外扉は1.5m浸水対応の防水扉とします。
▪ 電気室、中央監視室、非常用発電機は2階に配置し、想定最大浸水高さ3.0m以上とすることで災害時の浸水を防ぎます。

 

案内図

この記事に関するお問い合わせ先

広島県府中市 建設部 環境整備課
施設整備係
〒726-0002 広島県府中市鵜飼町74番地2
電話  :0847-41-0870(窓口業務時間
ファクス:0847-43-9223

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