ヤングケアラー

更新日:2025年09月01日

「ヤングケアラー」を知っていますか?

「ヤングケアラー」とは?

「ヤングケアラー」とは、「本来、大人が担うような家事や家族の世話、介護などをほぼ毎日当たり前のように行っているこどもや若者」のことです。

あなたのまわりで、次のようなことをほぼ毎日当たり前のように行っているこども・若者がいませんか?

・障がいや病気のある家族に代わり、料理や洗濯などの家事をしている。

・幼いきょうだい、障がいや病気のあるきょうだいの世話をしている。

・障がいや病気のある家族の身の回りの世話、見守りなどの気づかいをしている。

・家計を支えるために労働して、家族を助けている。

・アルコールやギャンブル等の問題を抱える家族に対応している。

・日本語が第一言語ではない家族のために通訳をしている。 など

ヤングケアラーのイラスト

家事や家族のお世話をしているあなたへ

おうちでのお手伝いや家族のお世話で勉強する時間がない、友達と遊べない、学校に行けない、こころやからだに不調を感じるなど、困っていることはありませんか?

あなたのまわりに助けてくれる人や相談できる人はいますか?

あなたが困っていることについて、ひとりで悩まず、相談してください。秘密は守ります。

ヤングケアラーであることは、なぜ問題か?

家族の手伝い・手助けは「普通のこと」と思うかもしれません。

しかし、こどもの年齢や成熟度に合わない重すぎる責任や過度の負担が続くと、こども自身の心身の健康、学習面での遅れ、進学・就労、社会性の獲得などに影響が出てくることがあります。

・学業への影響として、遅刻・早退・欠席が増える、勉強の時間が取れない

・友人関係が築きにくい

・年齢相応に自分の将来が考えられない。

・家族のために自分の希望が言えない、進学をあきらめる

・自立ができない、遅くなる

・周りの人に頼る経験が持てず、大人になっても課題を抱え込んでしまう

周囲の大人の皆さまへ

こどもの年齢や成熟度に合わない重すぎる責任や過度の負担が続くと、こども自身の心身の健康、学習面での遅れ、進学・就労、社会性の獲得などに影響が出てくることがあります。

ヤングケアラーは家庭内のデリケートな問題であり、本人が語りたがらない場合や本人自身もヤングケアラーであることを自覚していないなど、その実態が表面化しにくいことが特徴です。

そのため地域の大人や学校の先生、ケア対象者に接する関係者の皆さまの気づきが大切となります。

気になるこどもや家庭がありましたら、子育て応援課までご連絡ください。

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この記事に関するお問い合わせ先

広島県府中市 健康福祉部 子育て応援課
こどもサポートチーム
〒726-8601 広島県府中市府川町315番地
電話  :0847-44-9146(窓口業務時間
ファクス:0847-46-3450

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