消費生活情報

広島県内での特殊詐欺の発生は、今年7月までで昨年と比べて件数で1.4倍、金額
で4.3倍の12億円超と急増しています。

「オレオレ詐欺」に分類される内の70％が警察官を騙る詐欺で、昨今の海外での犯罪グループ摘発のニュースのとおり、海外からの国際電話による犯罪が増えています。

特殊詐欺は被害に遭ってしまうと被害回復が極めて困難なため、手口を知って未然に防止することが重要です。

1. 警察官を名乗る突然の電話で「あなたの銀行口座が資金洗浄の犯罪に利用されている」などと言って、出頭不要だからとLINE電話などに誘導する。

2. ビデオ通話で「警察手帳」や「逮捕状」を見せて信用させ「捜査のために、一旦お金を全て振り込んでもらい、あなたの資金を調査する」などと説明し送金させ騙し取る。

●知らない電話、「＋」で始まる国際電話に容易に出ない。

●留守番電話機能を活用する。

●警察官がビデオ通話で話したり、警察手帳や逮捕状を見せたりすることはない。

●相手を確かめるまで絶対にこちらから個人情報を伝えない。

●固定電話をご利用の方で、海外との通話をする必要が無い方は、「国際電話不取扱受付センター」（共通）（0120-210-364）、NTT西日本（0120-931-965）へ国際電話受信休止の手続を。

府中市消費生活センターでは、消費生活トラブルを未然に防止し、消費者被害の救済を図るため、市民の消費生活に係る苦情、相談業務を行っています。

お困りの際は、市役所南棟までぜひお越しください