梅毒
梅毒は過去の病気だと思っていませんか?
近年、梅毒の感染報告者数が全国的に急増しています。広島県でも、令和4年の報告者数は441人で、統計以来過去最多となりました。
梅毒とは
梅毒は、梅毒とレポネーマと呼ばれる細菌に感染することによって引き起こされる病気です。症状がないことや症状があっても数週間で消えてしまうことがあり、感染に気がつかず、発見が遅れ感染拡大したり、治療が遅れる場合があります。
梅毒に感染すると?
梅毒に感染すると、治療の遅れにより脳や心臓への重大な合併症が生じるだけでなく、ヒト免疫不全ウイルス(HIV)に感染しやすくなる可能性があります。また、妊婦が感染すると、流産・死産・早産などの原因となったり、赤ちゃんに感染したりすることもあります。
どうやって感染するの?
- 性行為による感染:性行為、オーラルセックス、キス
- 血液を介しての感染
- 母親から赤ちゃんへの母子感染:胎盤を介しての感染
症状と経過
梅毒の症状
- 感染部位に大豆サイズのしこり
- リンパ節の腫れ
- 全身に発疹
- 脱毛症状 など
経過
1.早期顕症梅毒(第1期):感染後約3週間
感染が起きた部位にしこりが出来ます。
2.早期顕症梅毒(第2期):感染後約3か月
治療をしないで3か月以上経過すると、病原体が血液によって全身に運ばれ、手のひら、足の裏、体全体にうっすらと赤い発疹が出ることがあります。
3.晩期顕症梅毒:感染後数年
感染後、数年経過すると、皮膚や筋肉、骨などにゴムのような腫瘍が発生することがあります。
治療
抗菌薬を使用する治療が行われます。
(注記)治療すれば治りますが、感染予防ができていないと何度でも感染します。
感染を予防するには
- パートナー以外と性行為をしない。
- 正しくコンドームを使う。
- 検査や治療は、パートナーと一緒に行う。
- 早めの検査と治療を行う。
無料・匿名で検査を受けることができます
HIVや梅毒に感染しているかどうかは、検査を受けなければ分かりません。
感染の心配があるときは、ぜひ検査を受けてみましょう。
HIV抗原抗体検査・梅毒検査については、広島県のホームページをご覧ください。
府中市でも検査を行います!
この記事に関するお問い合わせ先
広島県府中市 健康福祉部 健康推進課
元気づくり係
〒726-0011 広島県府中市広谷町919番地3(リ・フレ内)
電話 :0847-47-1310 (窓口業務時間)
ファクス:0847-47-1320
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更新日:2023年11月29日