高齢者帯状疱疹予防接種

更新日:2025年04月02日

高齢者帯状疱疹予防接種について

令和7年度から高齢者帯状疱疹予防接種を定期接種として実施します。

対象の人には4月中に案内を発送します。

同封の説明文をよく読み、効果と副反応を理解したうえで接種を希望される人は、送付された予診票に必要事項を記入のうえ、年齢が確認できるもの(運転免許証やマイナ保険証など)を医療機関に持参し、接種を受けてください。

実施期間

令和7年4月1日(火曜)~令和8年3月31日(火曜)

対象者

府中市に住民票があり、以下の条件に該当する人

1.  令和7年度に65歳になる人

2.  60歳以上65歳未満の人であって、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に重い障害を有する人(心臓、腎臓若しくは呼吸器の機能に障害を有する方は対象外)

3.令和7年度に70、75、80、85、90、95、100歳(注記)になる人(令和7年度から11年度までの経過措置)

(注記)100歳以上の方については、定期接種開始初年度に限り全員が対象となります。

令和7年度から令和11年度の5年間は、経過措置のため対象者は5歳刻みとなり、令和12年度以降は、接種日時点で65歳の方のみが対象になります。

なお、過去に帯状疱疹ワクチン任意接種を受けている人については、原則対象外ですが、医師と相談の上、接種の必要があると認められた場合は対象となります。

令和7年度帯状疱疹定期予防接種対象者
年齢 生年月日
65歳 昭和35年4月2日~昭和36年4月1日生まれ
70歳 昭和30年4月2日~昭和31年4月1日生まれ
75歳 昭和25年4月2日~昭和26年4月1日生まれ
80歳 昭和20年4月2日~昭和21年4月1日生まれ
85歳 昭和15年4月2日~昭和16年4月1日生まれ
90歳 昭和10年4月2日~昭和11年4月1日生まれ
95歳 昭和5年4月2日~昭和6年4月1日生まれ
100歳 大正14年4月2日~大正15年4月1日生まれ
100歳以上 大正14年4月1日以前に生まれた人
接種時の年齢が、60歳以上65歳未満で、ヒト免疫不全ウイルスによる免疫の機能に重い障害を有する人(身体障害者手帳1級相当の障害)

(注記)上記の生年月日に該当する人は、誕生日を迎えていなくても令和7年4月1日から令和8年3月31日の期間は定期接種として帯状疱疹ワクチンを接種することができます。
(例) 昭和36年1月31日生まれの人が令和7年4月1日に帯状疱疹ワクチンを接種とする場合、令和7年4月1日時点では64歳ですが、年度年齢は65歳であり上記の対象者に含まれているため定期接種として接種を受けることができます。

接種回数・接種費用

接種回数・接種費用
使用ワクチン 回数 自己負担金(1回につき)
乾燥弱毒生水痘ワクチン(ビケン) 1回 4,000円
乾燥組換え帯状疱疹ワクチン(シングリックス) 2回 10,000円

ただし、次に該当する人は、接種費用が無料になります。

・生活保護法に基づき保護を受けている世帯に属する人

・令和7年度の世帯全員が市民税非課税の世帯に属する人

上記に該当する人は「証明書」を医療機関の窓口に提示してください。

1.府中市健康診査・予防接種費用無料証明書(最新のもの)

2.世帯非課税証明書(健診用)(最新のもの)

3.介護保険料額決定通知書または特別徴収額決定通知書(所得区分の段階が1~3段階の方に限る)(最新のもの)

4.介護保険負担限度額認定証(接種日時点で有効であるもの)

5.後期高齢者医療限度額適用・標準負担額減額認定証(接種日時点で有効であるもの)

6.被保護者証明書(接種日時点で有効であるもの)

 

実施医療機関

用いるワクチン

帯状疱疹ワクチンには乾燥弱毒生水痘ワクチン(ビケン)、乾燥組換え帯状疱疹ワクチン(シングリックス)の2種類があります。
接種回数や接種方法、接種スケジュール、接種条件、効果とその持続期間、副反応などの特徴が異なっていますが、いずれのワクチンも、帯状疱疹やその合併症に対する予防効果が認められています。 

用いるワクチン
  乾燥弱毒生水痘ワクチン(ビケン) 乾燥組換え帯状疱疹ワクチン(シングリックス)
接種回数(接種方法) 1回(皮下に接種) 2回(筋肉内に接種)
接種スケジュール

通常、2か月以上の間隔を置いて2回接種
(注記)病気や治療により、免疫の機能が低下したまたは低下する可能性がある方等は、医師が早期の接種が必要と判断した場合、接種間隔を1か月まで短縮できます。

接種できない方 病気や治療によって、免疫が低下している方は接種出来ません。 免疫の状態に関わらず接種可能です。
接種に注意が必要な方 輸血やガンマグロブリンの注射を受けた方は治療後3か月以上、大量ガンマグロブリン療法を受けた方は治療後6か月以上置いて接種してください。 筋肉内に接種をするため、血小板減少症や凝固障害を有する方、抗凝固療法を実施されている方は注意が必要です。
他のワクチンとの同時接種・接種間隔

医師が特に必要と認めた場合は、インフルエンザワクチンや新型コロナワクチン、高齢者肺炎球菌ワクチン等の他のワクチンと同時接種が可能です。

他の生ワクチンと27日以上の間隔を置く必要があります。

医師が特に必要と認めた場合は、インフルエンザワクチンや新型コロナワクチン、高齢者肺炎球菌ワクチン等の他のワクチンと同時接種が可能です。

 

ワクチンの効果

ワクチンの効果
  乾燥弱毒生水痘ワクチン(ビケン) 乾燥組換え帯状疱疹ワクチン(シングリックス)
帯状疱疹に対するワクチンの効果(報告) 接種後1年時点 6割程度の予防効果 9割以上の予防効果
接種後5年時点 4割程度の予防効果 9割程度の予防効果
接種後10年時点 7割程度の予防効果

(注記)合併症の一つである、帯状疱疹後神経痛に対するワクチンの効果は、接種後3年時点で、生ワクチンは6割程度、組換えワクチンは9割以上と報告されています。 

ワクチンの安全性

副反応の多くは、接種部位の疼痛、発赤、腫脹、発熱や筋肉痛などがあります。また、頻度は不明ですが、生ワクチンについては、アナフィラキシー、血小板減少性紫斑病、無菌性髄膜炎が、組換えワクチンについては、ショック、アナフィラキシーがみられることがあります。

接種後に気になる症状を認めた場合は、すみやかに医師の診察を受けてください。

予防接種券の申請(市外(県内)で接種される場合)

広島県内の府中市指定の医療機関以外での接種を希望する場合は、予診票の他に予防接種券が必要です。接種の前に健康推進課または上下支所地域共生係(ふらっと上下)で所定の申請手続きを行ってください。

窓口への来庁が難しい場合、郵送での申請を受け付けます。申請書に必要事項を記入し、110円切手を貼り付けた返信用封筒を同封のうえ、健康推進課元気づくり係に郵送してください。
 

県外で接種される場合

広島県外で接種を希望される場合は、以下の県外接種依頼書の提出が必要になるため、必ず事前に健康推進課へお問い合わせください。

接種費用については、一旦全額を支払っていただき、その後償還払いとなります。
 

予防接種健康被害救済制度

定期予防接種の副反応により、医療機関での治療が必要になったり、生活に支障が出るような障害が残ったりするなどの健康被害が生じた場合、その健康被害が接種を受けたことによるものであると厚生労働大臣が認定したときは、予防接種法に基づく給付を受けることができます。

予防接種を受けることが適当でない方

  1. 接種当日、明らかに発熱している人(37.5度以上)
  2. 重篤な急性疾患にかかっている人
  3. 予防接種の接種液の成分によってアナフィラキシーショック(ショック状態になるような激しいアレルギー反応)を起こしたことがある人
  4. その他、医師から接種を受けない方がいいと判定された人

関連リンク

この記事に関するお問い合わせ先

広島県府中市 健康福祉部 健康推進課
元気づくり係
〒726-0011 広島県府中市広谷町919番地3(リ・フレ内)
電話  :0847-47-1310 (窓口業務時間
ファクス:0847-47-1320

メールによる問い合わせ
メールによる申請はできませんのでご注意ください