持続可能な財政運営に向けて

更新日:2025年02月21日

次代を担う子どもたちに、このまちを健全な姿で引き継ぐため、持続可能な財政運営に向けた取組を行います。

持続可能な財政運営プラン(令和7年2月)

近年、入ってくるお金で出ていくお金を賄えないため、市の貯金である財政調整基金を取り崩す、いわゆる歳出超過の状況が常態化しています。今後も、市税収入の伸び悩みや、大型ハード事業にかかる借入金返済、子育て・障害者支援などにかかる扶助費といった義務的経費、あるいは国民健康保険など特別会計や病院事業など公営企業に対する繰出金や補助費といった経費の増加が避けられない状況です。

これらを踏まえ、市民サービスの低下を招かないよう最大限配慮したうえで、全てをゼロベースで検証する事業見直しを今年度進めてきたところですが、その見直し結果をベースに今後の具体的目標や取組項目を示した『持続可能な財政運営プラン』を策定し、今後の財政運営の指針として掲げることにより、本市の持続可能な財政構造への転換ひいては本市の持続的なまちの発展に向けた取組を行っていきます。

財政状況についての住民説明会開催(令和7年2月)

プランの進捗状況と今後の取り組みについて、市民の皆様への説明会を開催しました。

詳しくは下記リンク先をご覧ください。

(参考)過去の公開情報

持続可能な財政運営プラン(素案)(令和6年11月)

令和6年8月に公表した中期財政見通しを踏まえ、全ての事業をゼロベースで検証する事業見直しを進め、その見直し結果をベースとした今後の具体的目標や取組項目を示した「持続可能な財政運営プラン(素案)」を策定しました。今後の財政運営の指針として活用し、本市の持続可能な財政構造への転換、ひいては本市の持続的なまちの発展に向けた取組を行っていきます。

中期財政見通し(令和6年8月)

財政見通し

府中市では、平成30年度以降、頻発する災害への対応や重点事業への積極投資などにより、歳出が歳入を上回る決算となる年度が多く、その歳入不足を市の貯金(財政調整基金)で補う財政運営が続いており、財政調整基金残高は減少傾向となっています。

今後も、大規模災害の発生、継続的な物価高騰や人件費上昇が懸念される中、仮に打開策を打つことなく、現状のままの財政運営を継続した場合、令和8年度には財政調整基金が無くなる見込みであり、極めて厳しい財政状況です。

財政健全化対策

このため、財政調整基金に頼らない、収支が均衡した財政構造への転換を図ることが急務であり、令和6年度予算の執行管理はもちろん、令和7年度以降の予算編成にあたっては、大型投資事業の廃止・凍結、事業見直し、事務事業の効率化、歳入確保の継続的取組を対策の柱とする中短期的な財政再建アクションを策定し、財政調整基金回復のための取組を行っていきます。

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財政係
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