ふるさと納税人気返礼品クローズアップ パート2「備後府中焼き」

更新日:2024年03月22日

備後府中焼きの返礼品のイメージ

ふるさと納税の人気返礼品をピックアップして紹介するこのコンテンツ。第二弾は府中市を代表するB級グルメとしても有名で、ふるさと納税の人気返礼品にもなっている「備後府中焼き」です。ミンチとキャベツをたっぷり使った、そば入りのお好み焼きです。ミンチの旨みとキャベツが一緒になり中はフワッと、外はミンチの脂でカリッとした焼き上がりが特徴です。

府中市で備後府中焼きのお店を運営し、急速冷凍した商品を返礼品として提供する有限会社デイズ。経営企画室 室長 能島卓志さんに人気の秘密を伺いました。

経営企画室 室長 能島卓志さんにインタビュー

備後府中焼きのお店を運営されているとお聞きしましたが

インタビューに答える経営企画室室長の能島卓志さん

有限会社デイズ
経営企画室 室長
能島卓志
さん

「備後府中焼き 一宮」というお店を運営しています。2015年の1月に府中店、2018年10月には神辺店がオープンしています。元々は人材派遣事業がスタートの会社だったんですが、事業を展開していく中で食品を扱うようになっていきました。

実はうちの社長、府中市で生まれ育ったこともありまして、備後府中焼きが大好きなんです。ですがお好み焼き屋さんって家族経営のお店が多く、店主の年齢とともに行きつけのお店や昔から通うお店がどんどん畳まれるという現状がありまして。「大好きなお好み焼き屋さんがなくなるのは寂しい!自社で運営して大切な食文化を残していこう」という思いでお店を始めました。

返礼品の備後府中焼きですが、冷凍でもお店の味が楽しめますか?

調理の途中の備後府中焼き

お店のものと遜色なく、美味しく召し上がれる返礼品になっています。

基本的にはお店で提供するものと同じ焼き方や材料をベースにしているんですが、そのまま冷凍してしまうと解凍した時の品質が結構違ってくるので、そこは何回も試作をして商品化に至りました。例えばお店で提供するものをそのまま冷凍すると、生地がどうしても柔らかくなってしまうんです。レンジでの解凍の際に湿気が生地に移って起こるんですが、そうならないような工夫がありますね。イメージとしては、レンジでの解凍が「最終調理」になるようにしています。キャベツに火を入れ過ぎていたら、完成時に美味しくないんです。加熱され過ぎてしまうので、火加減をちょっと変えて、ご自宅の電子レンジで解凍した時にお店のできたての状態になるようにしています。備後府中焼きの特徴とも言える麺のサクッとした感じや、ミンチのカリッとした感じを出せるように、配合などを全部見直して、冷凍用に仕上げました。

開発に至るまでの思いを聞かせてください

一宮で備後府中焼きを焼く様子

他県や市外に一歩出ると備後府中焼きを知らない方が多くいらっしゃるんです。私たちとしては、こんなにおいしいものが皆さんに知られてないというのはちょっと寂しいんですね。冷凍したら全国的にも売っていけるし、知名度も広げていけるんじゃないかなというところで、商品化に至りました。

ですからこのようにふるさと納税の人気返礼品になって本当にうれしいですね。自宅で食べた備後府中焼きがきっかけで府中市のことを知ってもらうことにも繋がればいいですし、観光に来ていただいて、「実際にお店で食べてみよう!」ということになれば一番うれしいなと思っています。


(記載内容は取材時の2023年12月当時のものです)

関連リンク

おわりに

備後府中焼きの冷凍商品化には、「もっと広めたい」という作り手の熱い思いがあったようです。たくさんの人に備後府中焼きを知っていただきたいですね。


この記事の内容はRCCラジオ「府中に夢中!」でも放送されました。
「府中に夢中!」の詳しい情報や今月の放送内容は下記リンク先から確認できます。ぜひお聞きください!

この記事に関するお問い合わせ先

広島県府中市 総務部 政策企画課
広報係
〒726-8601 広島県府中市府川町315番地
電話  :0847-44-9131(窓口業務時間
ファクス:0847-46-3450

メールによる問い合わせ