新型コロナワクチン乳幼児接種(生後6か月~4歳)の概要
※新型コロナワクチンの全額公費(無料)による接種は、令和6年3月31日をもって終了しました。
乳幼児接種(生後6か月~4歳)の概要
国において、令和5年度の新型コロナワクチン接種の方針が示されました。
乳幼児ワクチンは、臨床試験等から有効性や安全性が確認されていること、海外でも複数の国で接種が進められていること等を踏まえ、日本でも接種を進めることになりました。
令和5年9月20日以降は、乳幼児用オミクロン株XBB.1.5対応1価ワクチンを用いた接種を実施します。国からの乳幼児用ワクチンの供給スケジュールの都合により、府中市での接種は、10月10日から開始します。
新型コロナワクチン接種を受けることは、強制ではありません。ご家族でよく相談し、感染症予防の効果と副反応のリスクの双方について理解した上で、接種をご検討ください。
また周りの方などに接種を強制したり、接種をしていない方に差別的な扱いをすることがないようお願いします。
令和5年度の乳幼児接種スケジュール
【初回接種を受けていない方】
・初回接種(※)を受けていない方は、今までと同様に接種を受けることができます。(令和6年3月31日まで)
【追加接種(4回目)】令和5年9月20日から令和6年3月31日まで
・9月20日以降、新たに追加接種を開始します。初回接種(※)を完了したすべての方が「令和5年秋開始接種」として、ワクチン接種を1回受けることができます。
(※)ファイザー社ワクチンによる初回接種は3回で1セット、モデルナ社ワクチンによる初回接種は2回で1セットです。
生後6か月から4歳のお子様の保護者の方へ新型コロナワクチン接種についてのお知らせ (PDFファイル: 1.9MB)
生後6か月から4歳のお子様の保護者の方へ新型コロナワクチン追加接種についてのお知らせ (PDFファイル: 1.6MB)
乳幼児(生後6か月~4歳)ワクチンの効果と安全性
効果
生後6か月~4歳の乳幼児に対して、ワクチンの効果や安全性を確かめる研究(臨床試験)が海外の複数の国々で行われました。新型コロナワクチンを受けることで、新型コロナに感染しても 症状が出にくくなる効果(発症予防効果)がどれくらいあるかについて、約1,100人程度の乳幼児を対象に分析したところ、3回目接種後7日以降の効果は73.2%と報告されています。
安全性
ワクチンを受けた後の症状について調べた臨床試験で、1~3回目の接種後の具体的な症状をみると、接種回数ごとの症状にはあまり変わりがなく、ほとんどの症状が軽度または中等度でした。現時点で得られている情報からは、安全性に重大な懸念は認められません。
接種後の主な副反応は、頭痛、関節や筋肉の痛み、注射した部分の痛み、疲労、寒気、発熱等があります。稀に起こる重大な副反応として、ショックやアナフィラキシーがあります。
また、ごく稀ではあるものの、1~3回目接種では、ワクチン接種後に心筋炎や心膜炎を疑う事例が報告されています。接種後数日以内に胸痛、動悸、息切れ、むくみ等の症状が現れたら医療機関を受診してください。
ごく稀ではあるものの、mRNAワクチン接種後にギラン・バレー症候群が報告されています。接種後、手足の力が入りにくい、しびれ等の症状が現れたら、速やかに医療機関を受診してください。
発現割合 |
症 状 |
|
ファイザー社のワクチン | モデルナ社のワクチン | |
6か月~4歳 | 6か月以上 | |
50%以上 | 易刺激性 | 疼痛、頭痛、疲労、易刺激性・泣き |
5~50% | 疼痛、発赤、紅斑、腫脹、傾眠、頭痛、食欲減退、下痢、嘔吐、筋肉痛、疲労、発熱、悪寒 | 傾眠、食欲減退、腫脹・硬結、発赤・紅斑、悪心・嘔吐、筋肉痛、関節痛、リンパ節症、悪寒、発熱 |
1~5% | 関節痛 | 遅発性反応(疼痛・腫脹・紅斑等) |
対象者と接種が受けられる期間
対象者 | 接種が受けられる期間 | |
初回接種 |
新型コロナワクチン未接種の生後6か月~4歳の方(※) |
~令和6年3月31日 |
令和5年秋開始接種 | 初回接種が完了した生後6か月~4歳の方 | 令和5年9月20日~令和6年3月31日 |
(※)ファイザー社とモデルナ社のワクチンでは、接種の対象年齢が異なり、ファイザー社乳幼児用ワクチンは「生後6か月~4歳まで」、モデルナ社ワクチンは「生後6か月~5歳まで」が接種対象です。
使用ワクチンと接種間隔
使用ワクチン | 接種間隔 | |
初回接種 |
ファイザー社乳幼児用オミクロン株XBB.1.5対応1価ワクチンを使用 (接種対象者年齢は生後6か月~4歳) |
1回目接種から3週間をあけて、2回目を接種。2回目接種から8週間をあけて、3回目を接種。 |
モデルナ社乳幼児用オミクロン株XBB.1.5対応1価ワクチンを使用 (接種対象者年齢は生後6か月~5歳) |
1回目接種から4週間をあけて、2回目を接種。 | |
令和5年秋開始接種 |
ファイザー社乳幼児用オミクロン株XBB.1.5対応1価ワクチンを使用(接種対象者年齢は生後6か月~4歳) | 前回接種から3か月経過後 |
【初回接種(ファイザー社)】合計3回
※このワクチンは他のコロナワクチンと異なり3回接種で初回接種が完了した扱いになります。また、完了まで11週が必要となります。
ファイザー説明書XBB.1.5(乳幼児(生後6か月~4歳)接種用) (PDFファイル: 707.4KB)
モデルナ説明書XBB.1.5(乳幼児(生後6か月~5歳)接種用) (PDFファイル: 739.5KB)
ファイザー説明書XBB.1.5(乳幼児(生後6か月~4歳)追加接種用) (PDFファイル: 694.5KB)
途中で5歳に達した方
3回ある接種の途中で5歳に達した場合、3回目接種が完了するまでは乳幼児ワクチンで接種を受けます。
※1回も乳幼児ワクチン接種を受けていない場合は、小児用ワクチンにて1回目を接種することとなります。
※乳幼児用(生後6か月~4歳)接種券をお持ちで、1回目接種前に5歳を超えた場合は、5歳以上用のワクチンを接種しますが、接種券及び予診票は、そのままお使いいただけます。
接種費用
全額公費で接種を行うため、無料
※副反応発生時など、解熱剤等のお薬の処方にかかる費用は、保険診療の範囲内で費用負担が発生します。
注意事項
※お子様に基礎疾患があるときなど、ワクチンについての疑問や不安があるときは、事前にかかりつけ医等にご相談ください。
※府中市は、乳幼児接種は集団接種のみで実施します。集団接種に出務する医師や看護師は、小児科医以外の場合があります。
※他の予防接種(インフルエンザの予防接種を除く)を前後に行う場合は、13日以上の間隔を空けてください。
接種する部位
お子さんの年齢や筋肉量などで、接種をより安全に実施できる個所で、肩の筋肉に接種をします。1歳未満のお子様につきましては、太ももの筋肉(大腿前外側部)に接種をします。

この記事に関するお問い合わせ先
広島県府中市 健康福祉部 健康推進課
元気づくり係
〒726-0011 広島県府中市広谷町919番地3(リ・フレ内)
電話 :0847-47-1310 (窓口業務時間)
ファクス:0847-47-1320
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更新日:2024年04月01日