木造神像・木造随身立像(国の指定文化財)
国指定重要文化財−木造神像・木造随身立像

女神像その1~3と男神像その1~4

童子形像・女神像その4・女神像その5

随身立像その1~4

男神像その5
名称(よみがな) | 木造神像(11軀)・木造随身立像(4軀)(もくぞうしんぞう・もくぞうずいじんりゅうぞう) |
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指定種別・種類 | 国指定重要文化財・彫刻 |
指定年月日 | 平成29年9月15日 |
所在地 | 広島県府中市栗柄町2980 |
所有者 | 宗教法人南宮神社 |
解説 | 備後国府の南方に位置する南宮神社に伝来した11躯の神像と、二組の随身像である。 神像は本殿内に御神体として安置されていたもので、像高や作風などから男神その1~4と女神その1~3、女神その4・5と童子形、男神その5に分けられる。そのうち男子その1~4と女神その1~3は同じ作者の手になるとみられるが、年齢や身分を区別しており神格の違いを造り分けているものとみられる。神像製作の有様を考察するうえで注目される。 随身立像は、随身門に安置されていた左右一対の神像二組で、その1・2の製作年代は12世紀後半と考えられ、中国・瀬戸内地方では古例に属する。その3・4は、その体勢や衣文表現に写実味があり、製作年代は13世紀前半から半頃と考えられる。 本神像群は平安末期(12世紀後半)から鎌倉前期(13世紀前半)にかけての製作とみられ、多様な特徴を具えるのに加えて、出来栄えも一定の水準以上で、詳細な製作事情は不詳ながら近在の備後国府の関与があったと考えられる。当地方の神像彫刻を考えるうえで重要な作例と評価される。 |
公開状況 | 非公開 |
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更新日:2018年04月04日